Windows10のクローンで失敗しハマったときの記録(2023/05)

他所から預かったPCのクローン作業に失敗しハマった際の記録です。かなり省略していること、また筆者の文章力の低く読みづらいと思いますがご了承下さい。なお参考にされる場合は自己責任でお願いします。
 
機種:Lenovo V520 デスクトップ(同じ仕様のものが2台)
仕様:intel第7世代i7・120GB SSD + 1TB HDD・メモリ16GB・windows10
 
起動してみるとHDDならではの全体的にゆっくりとした動作で、何をやるにも数分待たされる状況。ドライブはブート領域が(多分)SSD側にあり、HDDがCドライブという構成。どうしてこんな事になったのかは不明だが、HDDをSSDに換装すれば速度アップが見込めると案内し、クローン作業を開始。
 
換装用SSDにはClucial製の1TBを、アプリは無料で使えるAcronis True Image  for Clucial(以下acronis)を使用。
これまで何度か行ったクローン作業は特にトラブルなく出来ていたので、特に下調べをせずにクローンを作り換装したところ、1台は0xc000000eエラー、もう1台は0xc000000fエラーが出てwindowsが起動出来なくなった。
 
慌ててネットで調べてみると、ここの情報(https://freesoft.tvbok.com/tips/windows_clone/)が参考になりそうだったので一通り目を通す。その後SSDからHDDに戻しwindowsは立ち上がるようにしたが(このへんの記憶は曖昧、何かのコマンド処理をしたかもしれない)、回復メニューのトラブルシューティングで「このPCを初期状態に戻す」が出てこない状況となった。
 
そのような状況の場合、ここの記事(https://freesoft.tvbok.com/tips/windows_clone/clone_easeus_todo_backup_3.html)によると、将来のOSのアップデート後などにwindowsが立ち上がらなくなる可能性があるとの記載があり顔面蒼白に。後日改めて作業を行うことにした。
 
上記の記事以外にも様々なホームページを参考にさせて貰ったが、結果的には上記の関連記事だけでほぼ十分な情報が得られた(有用な記事をありがとうございます)。
ここの手順を参考にクローン作業を行い最終的には問題なく完了したが、いくつか手順通りに行かない部分があったので以下にメモ。
 
クローン化の流れはおおよそ以下の通り
 1:windows10インストールUSBメモリを用意
 2:biosでセキュリティーブートの無効化、起動デバイス順の変更
 3:windowsの高速スタートアップを無効化
 4:Acronis True Image for ClucialでHDDからSSDへクローン作成
 5:上記記事を参考にブート領域等を修復、完了
 
手順通り行かなかったのは上記5の部分。
その1つは、一度使用済みのClucial製SSDをクローン先とした際に、そのssdを記事の通りdiskpart cleanを実施したのちにacronisを起動したところ、SSDが認識されずアプリが使えなかった事。ちなみにwindowsのディスクの管理でもフォーマットが出来ずにエラーが出た。
 
このSSDを使えるようにしなくてはならなくなったが、このSSDだけをPCにつなぎ、windowsインストールUSBメモリからインストール作業を行ったところ初期画面が2回表示された。おそらく初回時にパーテーションが設定されたと思われるが、2回めの初期画面の時点でインストール作業を中止しクローン作業に戻ったところacronisでSSDが無事認識された。
その後のacronisでの作業の際に、クローン先SSDの既存のパーテーションは全て消去するとのアラートが出たため、acronisを使う限りはdiskpart clean処理は不要と思われる(?  確信は無し)。
 
もう1つの違いは、windows10インストールUSBで起動しスタートアップ修復を複数回続けるとMSアカウントの選択とPC起動時のパスワードを聞かれる画面が出てくるはずが、これが何度スタートアップ修復を実施しても出て来なかったこと。結果的には、ここを諦めてwindowsを立ち上げ、設定・回復・PCの起動をカスタマイズする から再起動してスタートアップ修復したところ、やっとアカウント確認とパスワード入力の画面が出た、という状況だった。
 
もうひとつ、bootrec /fixbootコマンドはエラーが出て受け付けられなかったが、特に問題はないと判断しそのままとした。
 
ひととおりの作業後、記事の通り最終確認を行ったところ問題なくクローンされたと判断し、セキュリティーブートとwindowsの高速スタートアップを有効化し作業終了とした。
 
ちなみに、120GB SSDと1TB SSDはそれぞれ修復作業前にセクタバイセクタでコピーし予備のディスクを作り(HDDのお立ち台的な機器を使用)、そちらで一度修復テストを行って本修復を行った(預かりものなので善管注意義務を守った)。
 
事前の情報収集が甘かった点は反省している。
 
以上。